お久しぶりです。ダイスケです。
今回は最近読んだおすすめの書籍を紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは、ベストセラーの「嫌われる勇気」を書かれた岸見一郎さん・古賀史健さんの共著「幸せになる勇気」を紹介します。
最近読んだと言いながら本書は2016年に出版された一冊で、出版から5年越しのご紹介になります。
前作の「嫌われる勇気」がベストセラーとなり、第2作目の本書は”どうすれば人は幸せになれるのか”というものをアドラー心理学をもとに紹介しています。
シリーズ第2作となる本書に興味を持たれているけど・・・という方にこのブログを最後まで読んでみたください!
それでは、さっそくいってみましょう!
本の概要
この本は、前作同様にアドラー心理学を極めた”哲人”と心に迷いのある”青年”とのやり取りでアドラー心理学を学んでいくという流れになっています。
前作にも登場した青年は教育者になり、教育現場でアドラー心理学を使っていましたが、思った成果が出せずに悩み、また哲人のもとに訪れるところから物語がスタートします。
青年に失敗談を聞きながら、なぜ失敗したかを哲人が諭すという構成になっており、前作の補足本という感じです。
教育現場から得た学びから、さらなるアドラーの教えを手にした青年が最後に思うことは何なのか?
というのも、この本を楽しむ1つの要素になっていきます。
“教育”の意味とは?
青年が教育現場で子どもたちからの反抗に悩んでいることを聞き、哲人は本当の教育について説明します。
教育とは、「自立への一助」が本来の意味だと書かれています。
社会のルールを教えたり、友達と協力することの大切さを教えるのが教育の基本となります。
ですが、大人たちはついつい「私達の望む子供」にしようと押し付けがちになってしまいます。
おとなしくして欲しいから怒ったり、おもちゃを買い与えたりというのが、子供に押し付けてしまっている大人の都合となっています。
でも、本当に教えなくてはいけないことは「幸福に生きるための”知”」です。
どうすれば幸せに生きることができるのか?
それさえ子どもたちに教えてあげられたら、大人たちのすべきことは「見守る」だけになります。
子供たちが考え行動することが重要になっていくのです。
“教育する”の罠
子供たちに教えてあげるときに気をつけることがあるそうです。
それは「相手を尊敬する」ということです。
教える立場になるとついついやってしまうのが、「教えてあげている」という上からの立場というところです。
教えて上げていると思った時点で、相手への尊敬はなくなり、上下の関係へと変わります。
それでは本当の教育ではなくなってしまいます。
尊敬するとは、相手の唯一無二の存在であることを知り、その人らしく成長していけるように気をかけることを言います。
相手を認め、相手の成長を手助けするのが本当に必要な教育になります。
問題行動の目的
みなさんは問題行動と聞くとどのようなことを思い浮かべますか?
本書での問題行動には5つあり、それは他人の関心を集めるために行われるそうです。
- 称賛の要求
- 注目喚起
- 権力争い
- 復讐
- 無能の証明
これらの5つの問題行動をさせないために、アドラーは”相手を尊敬する”と紹介しています。
尊敬し、相手を信頼し、自立を援助することが問題行動を引き起こさないための1番の方法になっていくそうです。
すべての出逢いに感謝と別れを
相手を尊敬し、信頼するためには相手への出逢いに感謝をしましょう。
出逢いを感謝し、最良の別れをする努力が最も相手を尊敬することになります。
「別れがあるから最高の関係を築くことができる。相手を信頼することができる。」と僕は思いました。
自分自身を幸せにすることも、相手を幸せにすることもまずは、出逢いに感謝するところなのかもしれませんね。
ダイスケ的まとめ
久しぶりにブログを執筆しました笑
最近、仕事も忙しくブログを書く時間が取れずにいましたが、この本はぜひ紹介したいと思い時間をかけ執筆しました。
幸せになりたいと多くの方が考えています。
それでも多くの人は幸せと感じずに一生を終えるのだと思います。
僕も不幸だと感じていた人の1人として、本書と出会ったときには「これだ!」と感じたものです笑
相手への感謝と信頼。
この2つを実践することで、多くの学びや相手の自立を手にすることができる。
職場でもその考えが仕事を円滑にすすめる方法ではないでしょうか?
本書は、人生だけではなく仕事や教育など、多くの分野に応用ができる方法だと思います。
ただ相手を怒るのではなく、相手の成長を信頼することが仕事でも家庭でも、あらゆる場面で活かされると僕は思いました。
ぜひ、このブログをきっかけに「幸せになる勇気」を手にとってもらえたら幸いです。
それでは次回のブログもお楽しみに!