こんにちは、ダイスケです。
本日は、2017年6月に発刊された「やり抜く人の9つの習慣」を紹介していきます。
筆者のハイディさんはコロンビア大学のモチベーション・サイエンス・センターの副所長をされている方です。
コロンビア大学流の成功の科学にまとめており、メンタリストのDaiGoさんも推薦されている1冊です!
どのような習慣がやり抜くコツなのか、それでは行ってみましょう!
本の概要
みなさんは成功者がなぜ成功すると思いますか?
多くの人は「才能があったから」と答えるそうです。
成功した人が才能ある分野と”たまたま”出会ったからという答えが多いそうです。
ですが、本書ではその回答では科学的根拠が欠けていると明確に否定しています。
ハイディさんは心理学の研究結果から成功者には「9つの習慣」があり、その思考や行動パターンが成功に寄与していると言ってます。
目標達成をすること、モチベーションを維持することに焦点を当て、本書を読んだ人に目標達成をすることを望んでいます。
9つの習慣とは
さっそくですが、ハイディさんが提唱する「9つの習慣」を紹介していきたいと思います。
- 目標に具体性を与える。
- 目標達成までの行動計画を立てる。
- 目標までの距離を意識する。
- 現実的楽観主義者になる。
- 「成長すること」に集中する。
- 「やり抜く力」を持つ。
- 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える。
- 自分を追い込まない。
- 「やめるべきこと」よりも「やるべきこと」に集中する。
本書では、この9つの習慣について、より具体的に9章に分けて書かれています。
成功とは「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」によってつかむものです。決して生まれつきのDNAで決まるものではありません。
という言葉で締めくくられています。
成功は誰も予測する事ができません。
それ故に、誰もが成功する事が可能になります。
そのための1つの手段として、本書を活用できます。
また、以前のブログで似たような記事があるので、そちらも合わせてご覧ください。
そして、今回は僕が良いなと思った、「フィードバック」と「成長マインド」について深堀りして行きます。
モチベーションを上げるフィードバック
人は目標に向かっている時はモチベーションが上がります。
これには共感を得られると思います。
しかし、ある時を境にモチベーションが下がる時があると思います。
これは、目標までの距離が”今”の自分とギャップがあり、結果としてそのような状態になっていきます。
このようなギャップを埋めて、モチベーションを下げない方法として「フィードバック」をすることにあります。
フィードバックを行うことで今の自分とのギャップを認識し、目標達成に向けて進んでいるのかが明確になります。
道のりを明確になることによって、人はモチベーションを維持する事ができるようになります。
では、どのようなフィードバックが効果的なのでしょうか?
本書では「これから思考」のフィードバックが効果的だと書かれています。
「これから思考」とは、マラソンで例えると「これからどれだけ走らなければならないのか」と考えることです。
「これから思考」と対にあるのが「これまで思考」と呼ばれているもので、「これまで何キロ走ってきたのか」という考え方になります。
「これまで思考」では、早い段階で達成感を得てしまうためモチベーションが下がったり、やり遂げたと勘違いすることで他の目標に目が移ってしまうというデメリットがあります。
逆に「これから思考」では、目標までの距離を測れるためモチベーションが維持され目標達成に近づきます。
注意点として、初心者ほどフィードバックは感覚を空ける必要があります。
フィードバックは目標までの距離をつかむモノです。
その中では「未熟な自分と向き合う」必要が出てきます。
新しいことにチャレンジしている時に頻繁にフィードバックをすると、「あまり進捗が遅い」という事が出てきます。
誰もが初心者からスタートしますが、ここでの”未熟な自分”との向き合いはモチベーションを下げる原因になってしまいます。
そのため、ある程度の進捗があった時に立ち止まり、努力が正しい方向に進んでいるのかを確認するほうがいいとされています。
「成長」に集中する考え方
フィードバックは目標達成のモチベーション維持に強い関係があります。
フィードバックと合わせて大事なことが「成長することに集中する」です。
「今できなくても、できるようになる」と信じることは、能力を伸ばすうえで重要なマインドセットになります。
本書では、目標達成には「証明ゴール」と「成長ゴール」の2つのタイプがあるとしています。
「証明ゴール」は、
「自分にはそれをする能力がある。」
「私はやり方を知っている。」
ということを証明するためのマインドです。
このタイプは、「能力を伸ばして今までできなかったことをできるようにする」ことに焦点が当てられます。
「成長ゴール」は、
ゴールまでの困難を「学び機会」として捉えるマインドです。
このタイプは、目標に向かっている時に出会う困難を「学び」という視点で捉えることができます。
この2つのタイプは、困難や課題と立ち向かった時に差が現れます。
学生にテストを使った実験でも「成長ゴール」を持つ学生のほうが、難しい問題に対して良い成績を出すことができました。
「成長すること」にフォーカスすることで「仕事の意味」が変わっていき、課題へのモチベーションが高くなっていきます。
また、課題を乗り越えたときの充実感も高く、さらに困難な課題にも意欲的に取り組むマインドに変化していきます。
また、人は興味のある課題に取り組む方が活力を高い状態を維持できます。
さらに「興味の有無」が「機嫌の良し悪し」よりも圧倒的に活力を高めてくれます。
つまり、「成長ゴール」を持っている人は、「課題を乗り越えることに興味を持つことができ、モチベーションを高く維持する」ことができます。
その結果として、成功への確率が上がっていきます。
仕事の成果の根本は、興味のあることをやれるかどうかがポイントになってきます。
ダイスケ的まとめ
今回の本はコロンビア大学の教授が、様々な心理学の実験をもとに導き出した成功哲学です。
この本で1番重要なことが「マインドセット」についてです。
僕自身は「証明ゴール」を持ち合わせています。
ですが、本書では「成長ゴール」の方が、成功しやすいとされています。
仕事へのモチベーションを高く維持する事が、成功への近道とされており、本書のタイトルにもあるように”やり抜く”ことができるようになります。
今回紹介できませんでしたが、本書では「成長ゴール」へのマインドセットへの思考法も書かれています。
今、「証明ゴール」を持っていると自覚がある方は、ぜひ本書を読んで「成長ゴール」にマインドセットを変えてみても良いのではないでしょうか?
また、筆者は続編として「やる気が上がる8つのスイッチ」という本を発刊しています。
こちらに関しても、近日中にアップします。
2冊を読み成功者へ近づいてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこのへんで!
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それでは次回もお楽しみに!