こんにちは、ダイスケです。
今回は、SHOWROOM株式会社の前田裕二さんのメモも魔力を紹介したいと思います。
こちらの本を一言で表すと
「最強のメモ術」を知る。
の一言に尽きると思います。
現代では様々なメモ術が書かれた書籍が出版されていますが、僕はこのメモの魔力が一番良いメモ術なのではないかと思っています。
「メモ」と一言で言っても様々です。
「メモ」という思考整理術で様々な悩みを解決してくれます。
それでは行ってみましょう!
本の概要
こちらの本はSHOWROOM株式会社の前田裕二さんが書かれた本です。
普段から膨大な量のメモを書かれている前田さんのメモ術を全6章でまとめられています。
一行のメモが一生を変えるそんなキャッチコピーの帯で紹介されています。
- 第1章:メモの使い方
- 第2章:メモの転用方法
- 第3章:メモを使った自己分析方法
- 第4章:メモで夢を叶える方法
- 第5章:メモの概念
- 終章:メモに慣れるための1000問
という見出しになっています。
前田さんが成功するためにどのようなメモ術を身に着けたのか。
また、どのようにすればメモをアイデアにするのかが紹介されています。
メモで日常をアイデアに変える
メモは「第2の脳」として使います。
本当に時間を割くべき事に、余計な思考の時間を減らすために「メモ」を使います。
自らの脳を「第1の脳」として、クリエイティブな事に使い。
打ち合わせ内容の日時など、単なる「ファクト(事実)」はメモを取るべきだと言っています。
そのためメモには2種類存在します。
- 記録のためのメモ
- 知的生産のためのメモ
「記録のためのメモ」は文字通り、忘れないためのメモです。
おそらく多くの方はこのメモを普段使われていると思います。
重要なのは、「知的生産のためのメモ」です。
人間にしか出来ないメモ術を使う事で、新しいアイデアや付加価値を生み出すことができるようになります。
メモによって鍛えられる5つのスキル
前田さんは「知的生産のためのメモ」を身につけることで得られるスキルをこのようにまとめていました。
- アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
- 情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
- 相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
- 話の骨組みが分かるようになる(構造化能力の向上)
- 曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)
以上の5点のスキルが向上すると言われています。
少し難しい表現も合ったので、僕なりに新しい言葉を充てがうと、
①想像が上がる。
②情報の収集能力が上がる。
③聞く力が上がる。
④理解力が上げる。
⑤表現力が上がる
これらの能力を養ってくれるのが「メモ」というわけです。
ですが、これだけでは前田さんは十分ではないと書かれています。
重要なことは「メモは姿勢」である。
と書かれています。
メモ術だけ身につけるだけでなく、普段ばらまかれている情報やアイデアを貪欲に拾い上げるためにメモを使うべきだと書かれています。
メモで思考を深める
メモで思考を深めるには「抽象化」が重要になってきます。
「抽象化」とは、
他の具体にも応用できる言葉を使って表現する。
前田さんはどんなメモでも、この抽象化をすることで付加価値をつける事ができるようになるといいます。
抽象化には3つの問いかけのコツがあるそうです。
- 「What型」
- 「How型」
- 「Why型」
これらの3種類を抽象化したい事に問いかけると良いそうです。
例えば、
目の前の現象や考えを抽象化して、別の名前をつける時は「What型」
目の前の現象にはどんな特徴があるか、深堀りして考えるには「How型」
ヒット映画が当たった理由を抽出して、別の企画に転用したい時には「Why型」
といった棲み分けが良いようです。
これらをメモで行う事で新しいアイデアが生まれてくるそうです。
メモで夢を叶える
本の冒頭でも書かれていますが、
メモは夢を現実にする。それには2つの理由があります。
1つ目は、「マインドシェアの問題」です。
思ったことを「紙に書く」事で潜在意識に刷り込まれる度合いが高くなります。
マインドシェアが高くなる事で、夢について考える時間が長くなります。
考える時間が長いほど、夢を叶えるためにどのような行動が必要か、課題はなにかといった具体的な方法が出てきます。
そのような問題意識が芽生える事でより、夢を叶えるために行動をしていけるそうです。
2つ目は、「言霊の力」です。
夢を潜在意識に刷り込むことで、言霊となり誰かの意識を変え、自分にポジティブとなって返ってくるようになります。
ポジティブな言葉をかけてもらう事で、自分自身もポジティブになり結果夢の達成につながるということです。
これによってモチベーションも上がります。
ちなみにモチベーションには2種類存在するそうです。
次は、モチベーションの種類について紹介したいと思います。
モチベーションの2つの型
モチベーションには2種類存在すると言いましたが、どんなものかというと
- トップダウン型
- ボトムアップ型
この2種類をざっくり説明すると、
トップダウン型は、
なすべき目的、目標が定まっており、達成するまでの筋道を逆算してタスクを1つ1つ潰していくタイプの人。
ボトムアップ型は、
端的にいうと「自分がワクワクする度合い」で重要度を決めている人です。
こういう人は、血湧き肉躍ることを選んでいきます。
どちらが正しいということはありませんが、ボトムアップ型のほうが多くの共感を得やすいそうです。
最たる例がホリエモンです。
なんとなく理解出来ますよね?
このモチベーションの型を知る事で、自分が取るべき行動が分かるそうです。
メモによる自己分析により、夢を達成するアプローチが変わってきます。
ダイスケ的まとめ
今回は前田裕二さんの「メモの魔力」を紹介しました。
こちらの本は、実際に前田さんのメモされているノートが載っています。
前田さんがどのようなメモ術でSHOWROOM立ち上げまで持っていったのかができます。
また、実際にこのメモ術を使う事で、
思考を整理する事ができる。と実感しました。
思考を整理する事で、仕事では
「何を優先すべきか」
「新しいアイデアをまとめる」
といった事を出すことが出来ます。
思考整理術では「マインドマップ」が有効です。
ですが、マインドマップを作る事の出来ない環境などでは、かなり有効な手段だと感じました。
また、この「メモの魔力」と文具メーカーの「モレスキン」がコラボしたノートも紀伊国屋書店にて販売しています。
本書でも「良い文房具を使え」と書かれている通り、良いものでメモへの意欲を上げる事で、さらにメモを取ることへのやる気が上がると思います。
最後に、この本をオススメしたい方は、
・経営者
・企画運営をされる方
・多くの打ち合わせをする方
など多岐に渡る方にオススメです。
つまり、ビジネスパーソンは読んで損のない1冊となっています。
1番のメモ術を身に着けたい方はぜひ、ご購入ください!
それでは今日はこの辺で!