こんにちは、ダイスケです。
今回は、ライブ配信サービスのSHOWROOMを作った前田裕二さんの「人生の勝算」について紹介していきます。
書籍「メモの魔力」でも有名な前田裕二さんが、初めて出版したのがこの本です。
SHOWROOMを作った背景や自身の気持ちの変化が書かれた1冊です。
ビジネスで”今まさに”迷いのある人には、この本を読むことで自身の悩みに対する方向を見極めることができます。
つまり、自分の価値観を明確にするコツを掴むことができるようになります。
それでは、早速いってみましょう!
本の概要
この本は、大きく2つの構成で成り立っています。
1つ目が前田裕二さんの体験を基にSHOWROOM立ち上げのまでのストーリーと未来についてが書かれている章。
そして2つ目が前田さんがこれまでに経験した社会で結果を出すためにやってきたことを紹介する章。
この2つの構成で前田さんは、
・絆の大切さ
・努力の大切さ
・「コンパス」を持つことの大切さ
この3つについて読者に訴えかけています。
これは、前田さんの壮絶な人生における1つの指針となり、苦しいときも自身を助けることになりました。
僕はこの本を読み、前田さんが紹介されている順番を変えるほうがわかりやすいのではないか思いました。
なのでこのブログでは、「コンパス」の大切さ、努力の大切さ、そして絆の大切さの順番でご紹介していきたいと思います。
コンパスの大切さ
前田さんのいう「コンパス」とはなにか?
それは「人生における指針」つまり、どこに向かいたいのかという決意のことを表現しています。
人生における指針を見つけることで、このあとに紹介する努力と絆がより効果を発揮していきます。
けど、人生の指針ってどうやって見つけるの?
と思う方も多いと思います。
その答えは「自己分析」です。
前田さんは就活中に徹底的に自己分析を行ったそうです。
僕も就活中に自己分析をしたことがあります。
その時は先生に「これに書き込みなさい」とA3コピー1枚を渡されたのを覚えています。
実際にやってみるとA3用紙1枚でも自己分析をするって難しかったりします。
ですが、前田さんはA4ノートで30冊以上の自己分析を行ったそうです。
そうすることで「自分が人生をかけて何をするのか?」ということに向き合うことができたそうです。
人生をかけても成し遂げたいことが明確になれば、あとはそれに向かって突き進むだけです。
例えば、人生を通して多くの人の命を救いたい!
と考え、そのために医者になると思った人がいるとします。
その人はやるべきことは医者になるための勉強であって、プログラミングや建築の勉強をする必要はありません。
人生をかけてもやりたいことを見つけるには自己分析が重要になっていきます。
自己分析は、就活や夢の達成だけでなく、自身の幸せとはなにかということまで気づくことができます。
自分の幸せはなんのか?
それを見つけることも人生においては、大きな意味を持つのではないでしょか?
自己分析については、著書「メモの魔力」にも書かれていますので、興味を持った方はぜひこちらの記事を読んでみてください。
努力の大切さ
自己分析で人生のコンパスを見つけることができたのならば、次にやることは「努力」をすることです。
しかし、僕たちの考える努力は前田さんからすると間違った努力なのだそうです。
正しい努力とは、「頑張る」のではなく「正しく見極めてやり切る」ということです。
例えば、僕は学生時代にバレーボール部に所属していました。
身長が高いのもあり、センターというポジションを任されました。
その時の僕はなぜかレシーブの練習をしていた時期があります。
確かに、レシーブをうまくなれば1点の失点を防ぐことができます。
ですが、あとから考えるとブロックやスパイクを練習することのほうが、相手から何点ものポイントを奪うことが可能になっていきます。
僕にはリベロというサポーターも付いており、後ろのエリアではほとんどレシーブをする機会がありませんでした。
あとから考えると無駄な練習だったのかもしれません。
意外と僕のような失敗をしている人もいるのではないでしょうか?
コンパスに向かって正しい努力をすることが成功に近づく鍵になる。
絆やコミュニティの成功には、絶対的な努力量が必要になってきます。
このあと紹介する「絆」はこの正しい努力をして、初めて手にすることができるものになります。
絆の大切さ
最後に紹介するのが、「絆」の大切さになります。
これまでは、人生のコンパスを見つけ、そのコンパスに従い努力をする。
というのが成功に欠かせないものでした。
ですが、それだけでは頭打ちになってしまうそうです。
前田さんは路上で弾き語りをしていたときにそれに気がついたそうです。
どんなにうまくギターを弾いてもお客さんは足を止めてくれない。
前田さんはそんなときにあるアイデアを使うことで、通りすがりの人をファンにしたそうです。
ファンを増えていくにつれて、投げ銭も増えていきました。
絆が深まって、コミュニティが出来上がった瞬間です。
有名な言葉で「『信じる者』が儲かる」という言葉があります。
僕は、「『信じてくれる人が増える』から儲かる」と考えています。
自分自身を信じてくれる信者が増えるからこそ、ビジネスは成功するし、世の中に良いサービスや製品が増えていくと考えています。
まさに前田さんがやられていたファンを増やしたり、コミュニティを作るとはこのことではないかと思いました。
これまでの人生のコンパスを見つけ、正しい努力をするから絆を深くする相手が現れた。
それが結果的にビジネスを加速させ、成功者と呼ばれるようになっていくのではないでしょうか?
ダイスケ的まとめ
今回は前田裕二さんの人生の勝算をご紹介しました。
SHOWROOMというサービスを展開されているだけあって、前田さんのエピソードや成功哲学には、仲間や絆という言葉が多く登場してきます。
これも前田さんの青年時代の体験が現れているのではないかと思いました。
現代では、“モノ消費”から”コト消費”へと変わりつつあります。
有形の商品よりも経験やサービスといった無形の商品が重要視されつつあります。
そんな時代背景のなか、前田さんのコミュニティへの考え方というのは、まさに”コト消費”の模範的な解答になると感じました。
この書籍ないでは、この他にも仲間とのエピソードも書かれており、グループでなにかを成し遂げるとはなにかが書かれています。
これを読めば、組織として成功する方法を学ぶコトができます。
現代社会では、様々な人間付き合いが要求されます。
その処世術の原点が書かれたそんな1冊だと思いました。
現在、学生の方や人付き合いに疲れた方に読んでほしい1冊です。