【世界最強のコーチング】1兆ドルコーチ【エリック・シュミット 他】

こんにちは、ダイスケです。

皆さんは、”コーチング”というものをご存知でしょうか?

コーチングは「答えはその人の中にある」という原則のもと、相手が状況に応じて自ら考え、行動した実感から学ぶことを支援し、相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようサポートするためのコミュニケーション技術

一般社団法人日本コーチ連盟HPより

スポーツのコーチとは違い、生きる目標や夢のサポートをするのがコーチングの1つの仕事になります。

そんなコーチの中でも、世界最強のコーチがアメリカにいました。

彼は、ラリー・ペイジ(Google共同創設者)やマーク・ザッカーバーグ(Facebook創設者)、ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)などの名だたる成功者たちのコーチをしました。

今回は、そんな最強のコーチ”ビル・キャンベル“のコーチングについて書かれた書籍をご紹介していきます。

それでは、早速いってみましょう!

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本の概要

この1兆ドルコーチは2019年にエリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグルの3名による共著です。

この1兆ドルコーチはビル・キャンベルという実在した人物について書かれております。

ビル・キャンベルは2016年に亡くなられてしまいましたが、実は、彼がこれまでに行ってきたコーチングで、僕たちの生活に大きく影響を与えています。

ビル氏はGoogleやApple、Facebook、Amazonと言った、GAFAの経営陣にコーチングを行ってきました。

ビル氏が行ってきたコーチングがあるからこそ、僕たちがiPhoneを使ったり、YouTubeを視聴したり、Amazonで買い物が出来る時代を迎えられています。

そんなビルがこれまでに行ってきたコーチングについて、どんな人物だったのかというのも含めて書かれています。

筆者のエリック・シュミット氏も2001年〜2011年までGoogle会長兼CEOを勤め、現在でもGoogleに関わりのあるトップビジネスマンです。

そんなエリック・シュミット氏ですら、ビルのコーチングは優秀だと太鼓判を押しています。

残念ながら、ビル・キャンベルは亡くなってしまいました。

ですが、ビルの想いを本書を通じて後世に残したいという思いで書かれた1冊になっています。

シリコンバレーのトップ企業の経営者が全員認めたコーチングについて、本書で触れることができます。

ビルが提供していたコーチングとは

この本の基本的な書き方は、ビルが行ってきたコーチングや考え方が書かれ、それについて筆者が補足するという流れになっています。

海外の書籍に良くある書き方で、一連の流れがあるのではなく、短編集のような構成になっています。

そこで、僕が読んでみて特に惹かれた言葉を紹介していきます。

「リーダーは人が作る」

ビルは、成功している企業の幹部はマネジメントを高水準化する事を第一に考えなくてはいけないと考えていました。

多くの現場の人間は管理をされたがっているそうです。

ただし、指示を出すだけのマネージャーではなく、なにかを学ばせてくれ、意思決定の助けをしてくれるマネージャーが必要になっていきます。

これが現場から求められるマネージャー像であり、実はそれを勘違いする人も多いそうです。

どうやって部下をやる気にさせ、与えられた環境で成功させるか?

独裁者になっても仕方がない。ああしろこうしろと指示するんじゃない。

同じ部屋で一緒に過ごして、自分は大事にされていると、部下に実感させろ。

耳を傾け、注意を払え。

それが最高のマネージャーのすることだ。

というのがビルの持論だったそうです。

企業幹部がこのマネジメントを学べば、組織は確実に成長することが出来るようになります。

適度な緊張感を保つことが業績に恵まれるそうです。

ブラック企業は論外ですが、適切な目標を設定できるマネージャーは企業の士気を高めることができる。

業績という結果を出し、スタッフともに満足のいく仕事ができるようです。

☞ POINT
適度な緊張感を保てるマネージャーになる。

「信頼」の本当の意味

みなさんの職場に信頼できる上司はいますか?

コーチやマネージャーは「信頼」という武器を手にしなくてはなりません。

「信頼」はとてつもない影響力を持ちますが、目に見えない、数値化できないという性格を持っています。

ビルの考える信頼とは、

「つねに意見が合うということではない。むしろ、信頼している相手には異を唱えやすい。」

と考えていたようです。

相手を信頼しているからこそ、まずい判断には異論を言う。

本書では、「課題葛藤」と「関係葛藤」という言葉で補足されています。

(課題葛藤とは、意見の不一致を指します。)

(関係葛藤とは、感情の不一致にことを言います。)

課題葛藤は健全なものであり、最善の決定を導くために必要である。

だが、関係葛藤が高まると、まずい意思決定や士気低下を招きかねない。

ですが、コーチやマネージャーは関係葛藤に足を取られるそうです。

ビルは「信頼」を築くことが重要であると知っており、どんなに偉い経営者でもまずい判断をした時は容赦なく否定をしていたそうです。

それが「信頼」をさらに強くしてくれるそうです。

☞ POINT
信頼関係を築くために、恐れずにまずい判断には異論を唱えていこう。

「愛」の力を借りる

まずい判断には徹底的に反論をするビルですが、どんな相手にも「愛情」を持ってい接したそうです。

そんなビルの姿勢が厳しい言葉にも「愛」感じるクライアントが多かったようです。

本書にはビルの悪態ランキングが書かれていますが、ほとんどパワハラのような言葉ばかりでした笑

ですが、そんな言葉を受けたクライアントは、さらなる成長をすることができています。

つまり、ビルの言葉の中にある「愛情」をしっかりと分かっているということです。

慈愛の満ちた企業は、従業員満足度とチームワークが高く、欠勤率も低く、チームの成績が高いことが研究結果にあらわれています。

ビルがそれを知り、あえてそうしていたのか、天性で知っていたのかはわかりませんが、リーダーとして素晴らしい才覚を持っていたことが伺えます。

僕も初めて読んだビジネス書でも、従業員満足度が高い企業は売上も高いと書かれていました。

それが、元スターバックスCEOの岩田松雄さんの本に書かれています。

愛にある企業、マネージャーはスタッフに士気を高め、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

そのためには、その人自身に関心を持ち、人に優しくなくてはいけません。

「優しい組織」になるには、

人の関心を持たなくてはいけない。

プライベートな生活についても訪ね、家族を理解し、大変な時は駆けつける。

マネージャーもコーチもそんな人になる。

冒頭では、冷徹な言葉を言うビルですが、人間味あふれる、江戸っ子のような人物だと感じます。

☞ POINT
スタッフには「愛情」を持って接しよう。関心を持ち、気にかける人に。

ダイスケ的まとめ

今回は、エリック・シュミットと「1兆ドルコーチ」をご紹介しました。

ビル・キャンベルという伝説のコーチが、どんな思考を持ってクライアンに接してきたかに触れました。

今回、紹介できたのは本書のほんの一部です。

ビルという人間はどんな人にも全力でぶち当たり、信頼と得て、愛を持ってきたかは、ぜひ本書を読んでほしいです。

数多くの成功者を友人に持ち、惜しまれながらこの世を去った伝説のコーチ。

ビルの想いを受け継ぎ、コーチングをしていけたらと思いました。

また、マネジメントを行う全ての人に読んでほしい。

現代では個人の幸福が重要視されています。

個人の幸福を保ちつつ、組織として活躍できる人材を育てていくためにも、マネージャーは読むべき1冊です。

それでは、今回はこのへんで!

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それでは次回もお楽しみに!

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