こんにちは、ダイスケです。
今回は齋藤孝さんが書かれた「読書をする人だけがたどり着ける場所」をご紹介していきます。
僕は「趣味は読書です!」というと「君は何になりたいんだい?」と聞かれることがあります。
読書はなんのためにするのか聞かれても好きだからするものじゃないの?
という疑問を抱いていたときに、近所の書店で見つけたのがこの1冊。
それでは、早速いってみましょう!
本の概要
この本は、「大人の語彙力ノート」やNHKの「にほんごであそぼ」の総合指導をされている齋藤孝さんが書かれた本です。
齋藤さんは現在、明治大学の教授として教育などを専門に活動されています。
ところで皆さんは、現代の大学生が読書をしないということをご存知ですか?
生協の調査によると53.1%の学生が1日の読書時間がゼロという結果がでました。
読書をする替わりにSNSやネットニュースを読む学生が増えたそうです。
SNSやネットニュースは決して悪いことではありません。
齋藤さんは“読書をする人”が減る現代だからこそ、読書の有効性を見直すべきではないかと書かれたのがこの1冊です。
読書をすることで得られる人としての”深み”とはなにかというのを紹介しています。
「読書」が与える力
結論からいうと
読書とは、思考力を伸ばし、想像力を豊かにし、苦しいときも前進する力をくれる。自己を形成し、人生に欠かせないもの。
というのが齋藤さんの考えている読書の効果です。
言い換えれば、“人生を豊かにしてくれるモノ”が読書だということです。
僕は本書を読んで思ったのは、人生を豊かにしてくれる要素として、
①教養がある。
②思考に深みがある。
この2点だと思いました。
教養とは、知識を増やし、自分なりの考えを持つことです。
相手からの投げかけに対して、自分なりの考えを返したり、ときには、専門的な話で深く突っ込んでみたりすることが教養のある人です。
読書をすることで、作者の考えや体験を疑似体験することができます。
これらを自分なりに吸収することで教養のある大人へと成長することができるようになります。
次に読書が与えてくれる思考の深みについてですが。
これは、先程の教養と重複する部分があります。
“深み”とは、考え方であったり、想像力であり、その人自身を形成するモノです。
幅広い知識を持つ人をいい、その広い知見を持って対話することが深い人となっていきます。
また、近年AIの発達で「リベラル・アーツ」という教育方針が見直されています。
リベラル・アーツとは、
中世以降、19世紀後半から20世紀まで「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」と見なされた自由七科のこと。
古代ギリシアにおいて、自由民と奴隷とで「自由民として教養を高める教育」とされ、それを学ぶことで一般よりも高度な教養を身につくことを目的とした。
Wikipedia参照
このリベラル・アーツが進むことによって、AIなどの先進技術が出てきても自分の人生に深みを出すことができるようになります。
そして、現代の問題が複雑化していく中で問題解決には専門分野を超えた柔軟性が必要になるとされています。
これらの深い知見やリベラル・アーツ的な教育が、その人自身の深みにつながっていきます。
結果として、様々な人と対話をしたりすることで、より豊かな人生を歩んでいくことができる。
それが読書が与えてくれるものになります。
ダイスケ的まとめ
僕は教養とはその人自身の「品格」だと考えています。
品格とはその人自身を表しており、立ち振舞まで影響してくると思います。
動作の1つ1つが美しく、異性同性問わずかっこいいと感じることができる人を品格のある人だと感じます。
その品格を育てる方法の1つが教養を養うことであり、読書をすることにつながると考えています。
齋藤さんはこの1冊でさらに一歩先の話までされていました。
人生を豊かにすることが読書の本質なのであれば、僕はこれまで以上に読書に邁進することができると感じています。
そして、読書をすることに意味を感じない人にこそ、読んでほしい1冊でした。
本書では、人生を豊かにする(=深くする)本を紹介しています。
これらの本を読むことで僕たちの人生はさらに豊かになっていくはずです!
興味を持たれた人は、ぜひ下のリンクから購入して読んでください。
それでは、次回もお楽しみに!