こんにちは、ダイスケです。
今回はオンラインコミュニティ「こんまりサロン」を主催されている近藤麻理恵さんとライス大学経済学院教授のスコットさんによる共著をご紹介していきます。
本書のサブタイトルは「片づけでときめく働き方を手に入れる」
物的片付け以外にも、様々な片付けをすることで「楽しい仕事」ができる。
そんな印象に近いと思いました。
それでは、詳しくいってみましょう!
本の概要

本書は2020年9月に発売された本で、片付けコンサルの近藤麻理恵さんとスコット・ソネンシェインさんとの共著の1冊です。
スコットさんはコンサル活動を行い、スタートアップ企業への参加などにも積極的にするなど、成功する哲学について発信されている方です。
代表的な著書として「ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法」などがあります。
そんな異色な2人が書く本書は「片付けが仕事を効率的にする」というテーマで書かれています。
本書では「ときめく働き方」と表現されていますが、片付けが本当に「ときめく働き方」を作り出してくれるのか?
それを教えてくれる1冊です。
片付けの極意「こんまりメソッド」

本書の冒頭にて「片付けにはコツがある」としています。
近藤さんは5歳から片付けに興味を持ち、中・高校とのめり込んでいったそうです。
そんな片付けのスペシャリストが紹介するメソッドは、
- 一度片付けたら、二度と散らからないシンプルな片付け方法
- 「ときめくモノを選ぶ」という選択基準
この2つの特徴を持ち合わせています。
特に1つ目の「二度と散らからない」というのはかなりのインパクトですよね?
多くの人は「どうせまた散らかるし」なんて思っています。
仕事場なんて汚くて当たり前と考えている人も多いかと思います。
それでは散らかっていることのデメリットを考えてみましょう!
この本では散らかっているデメリットとして
- 探す手間が増える
- モノを失くすリスクが増える
- 買い替えのコストが増える
- 集中力を削ぐ
などが挙げられています。
思い浮かべてほしいのですが、
あなたは乱雑な机でホチキスを探そうとしています。
ですが、乱雑なのでなかなか見つからず、やっと見つけたかと思えば、ホチキスの芯がない。
会議で使う資料なので至急仕上げなくてはいけません。
なので、近くのコンビニに替え芯を買いに行って、なんとか資料は完成しました。
ホチキスを机の中に片付けようと開けると、奥の方から替え芯が出てきました。
こんなことを日頃からしている人はいるんじゃないでしょうか?
このなかには、その人自身で支払った替え芯の代金以外にも、コンビニに買いに行く時間というコストも存在しています。
さらに、コンビニに行くことで集中力は切れ、明らかにパフォーマンスは下がっているはずです。
これが散らかっていると発生するコストの1つです。
あるデータによると従業員一人当たりがモノを探す時間が年間で約1週間(168時間)発生するそうです。
4年間勤務すると1ヶ月もの間、探しものをしている時間があるそうです。
本書ではアメリカの金額換算ですが、年間約890億ドル(約9兆8000億円)の損失になるそうです。
この金額をみるととんでもないコストを「探す」という行為に充てていると感じますよね。
また、探すことによって無駄な仕事が増えるのは間違いなく、それが結果としてストレスに繋がっていると考えられます。
片付けをすることで、ストレスを軽減したり、理想とする働き方に近づくことができます。
こんまり流片付けテクニックとは、ビジネスマンにとって必要不可欠な要素になっていきます。
「こんまり流」片付けのルール

片付けをするにあたり、本書では「残すべき基準」について触れています。
片付けと聞くと「捨てる」とイメージすると思います。
ですが、ときめく働き方を目指すうえでは「ときめくモノを残す、ときめかないモノは捨てる」ことが重要になってきます。
つまり、片付けるときにときめくモノを残すことが、片付けた状態をキープしたり、良い仕事につながっていきます。
この残す基準は3つ紹介されており、
- まっすぐときめくモノ
- 機能的にときめくモノ
- 未来にときめくモノ
この3種類に当てはまるモノは残す。
それ以外は捨てるという選定基準になります。
「まっすぐときめくモノ」とは
まっすぐときめくモノとは、本書ではそれ自体にときめきを感じるモノとしています。
お気に入りのペンやデザインの気に入っているモノ。
使っているときにワクワクしたり、持っているだけで気分が上がるモノを言います。
僕がまっすぐなときめきを感じるのが、以前紹介した「ラミー2000」というボールペンです。
これは使っているワクワクするし、なんかクリエイティブなことをしている気持ちにしてくれます。
「機能的にときめくモノ」とは
これは機能的に役立つモノのことを言います。
ホチキスやハサミ、セロハンテープなど業務上必要で「これがあると安心して仕事ができる」というモノが当てはまります。
これらのモノは1セットあれば十分なのですが、片付けられない人は複数所有していませんか?
「未来にときめくモノ」とは
この未来にときめくモノというのが、未来につながると思うモノと本書では紹介されています。
未来につながるというのは、自身のキャリアアップにつながるモノで、例えば難しい案件の資料などが当てはまります。
これは将来への資産になりうるモノであれば残すべきモノになっていくそうです。
「モノ」以外に片付けるべき「モノ」とは

これまではモノ(物)の片付け術について紹介してきました。
次は、共同著者のスコットさんが考えるモノ(物)以外に片付けるべきモノについて、少し紹介していきます。
まずは、デジタルデータです。
様々なモノがデジタル化されていく中で、意外と潜んでいるのが「デジタルデータの蓄積」です。
簡単に保管・複製ができ、アクセスや管理がしやすいデジタルデータですが、それ故にデータが膨大になってしまいます。
しかも、ほとんどのデータが不要であるにも関わらず、簡単だからという理由で整理がされないままになりがちだと思います。
特にこれに代表されるのがメールです。
数ヶ月、数年前のメールを受信ボックスに残している人もいると思いますが、それらも片付けるべきだと書かれています。
メールなんかは容量も決まっているため、容量オーバーになれば、古いメールを削除しなくてはいけません。
それが本当にときめく仕事なのかと自身に問いかけてください。
この他にスコットさんが紹介している片付けるべきモノは
「時間」、「タスク」、「会議」、「決断」などがあります。
スコットさんもやはり「ときめく働き方」について探求した結果、たどり着いた答えなのです。
ダイスケ的まとめ

今回は、こんまりこと近藤麻理恵さんとスコット・ソネンシェインさんの共著「Joy at Work」を紹介しました。
この本を読んでみて以前紹介した「エッセンシャル思考」にも似ていると感じた部分もあります。
考えることを絞って行動することで、凡人が天才に勝つことができるようになります。
それのモノに対するメソッドが今回紹介した「Joy at Work」だと思いました。
この本では片付けの基礎を学び、その結果としてときめく働き方を手にすることができます。
言い換えれば、きれいなデスクが良い職場環境を作るということです。
机の上がきれいな人は仕事ができる人。
以前からまことしやかに言われてきたことについて、片付けコンサルのこんまりさんが書籍として出版したことがこの本の大きな魅力の1つなのではないでしょうか?
この本を見習い、僕もデスクをきれいに保ち、生産的でときめく仕事をしていきたいと感じる1冊でした。