こんにちは、ダイスケです。
多くの方は、「対人関係」の悩みがあると思います。
ハーバード大学の論文では、労働条件よりも「管理者との信頼関係・同僚との連帯感」などの「人間関係」が生産性に影響を与えるという実験結果もあるようです。
以前のブログで紹介した、鈴木祐さんの「科学的な適職」でも、人間関係が仕事へのモチベーションに直結することを紹介しました。
「対人関係」を改善すれば、人生を幸福感に溢れたものへとすることができる。
今回、紹介する本は、D・カーネギーさんが1948年に発行した「道は開ける」の漫画版です。
ダイスケがわかりやすく要約しましたので、それではいってみましょう!
本の概要
今回、紹介する本は「道は開ける」の漫画版です。
主人公の山田サチが、美容室「デール」のチーフとして転勤してくる所から物語は始まります。
転勤初日からスタッフとの対人関係に悩みを抱え、オーナーから「道は開ける」を渡され、本の中身を実践していくという構成になっています。
内気で引っ込み思案なサチが、チーフとして成長する様子や「道は開ける」の内容が、漫画と図解で分かりやすく描かれています。
また、スタッフ間の悩み以外にも、お客様との間で発生するトラブルもあり、どこか親近感を抱くストーリー展開です。
悩みを克服する基本原則
悩みを克服する原則として、3つの方法があります。
- 今日という「1日の区切り」で生きる。
- 困難な問題に立ち向かう方法
- 「起こりうる最悪の事態は何か」と自問する。
- それを受け入れる用意をする。
- 最悪を少しでもよくするように努める。
- 心身の健康上、悩みに対して支払っている法外な代償のことを思い出す。
これらが悩みを克服する基本原則です。
多くの方は、「過去」にとらわれて生活しています。
「過去」に起きてしまった出来事にクヨクヨすることはムダである。
そうは言っても、カンタンに「過去」を忘れられる事はできないと思います。
そこで、2つのことをオススメします。
1つ目は、
今更どうしようもない事は、手放す感覚を持ちましょう。
ということです。
過去の失敗をいつまでも握りしめているのは、しんどいはずです。
なので、それを手から放すイメージ、感覚を持つようにします。
「あれは失敗だ」
と思いつめるのではなく。
「次に活かせる方法を手に入れた!」
と思うことで、気持ちは楽になるのではないでしょうか?
2つ目は、
ささいなことで心を乱さない。
ということです。
今なにかに悩まれている方は、自分にとってそれがどのくらい重要なことなのか、一度冷静になって考えてください。
もしかしたら、意外にもささいな悩みなのかもしれません。
あなたの悩みは長い人生で大事な目的に比べれば、とてもささいな悩みかもしれません。
ささいな悩みであれば、それに悩む時間がムダになってしまいます。
本当に達成したい目的を明確にし、今の悩みがそれにどのように影響を与えるか考えることで、心を乱すことも少なくなっていくのではないでしょうか?
批判を気にしない
対人関係で1番の課題は、「他人からの批判」という方も多いのではないでしょうか?
他人が批判する場合は、その人が自己重要感を味わうためという場合がほとんどです。
つまり、あなたが成し遂げようとしていることを批判することで、自分の存在をアピールしようとしています。
相手があなたの才能や実績に嫉妬していることが多く、心のそこからはあなたを認めている証拠となります。
非難の言葉はそのままの意味で受け取るのではなく、相手からの賛辞の裏返しであると考えればポジティブに受け取ることができるようになります。
言葉は解釈次第でどうにでも受け取ることができます。
非難の言葉は、自分への褒め言葉と受け止め、相手にしないことが1番の対処法です。
自分を変える
人は思考によってつくられます。
みじめなことを考えるとみじめになり、恐ろしいことを考えれば恐ろしくなります。
逆に、平和や希望、健康といった明るいことを考えいれば、前向きな人間になっていきます。
非難の言葉も受け取り次第で、ポジティブにすることもできます。
日頃からネガティブな情報は見ず、ポジティブな気持ちになるものを見るように心がけましょう。
気持ちが落ち込んでいるときには、ポジティブになれるものを用意し、気持ちの入れ替えができるようにしましょう。
また、もう1つの方法として仕事に熱意を注ぐことが挙げられています。
熱意は、自らで決めて意識して出すものです。
意図的に熱意を出せる人は成果を出すことができます。
熱意は自らが選択しなくてはなりません。
ですので、普段の仕事でもより難しいモノに取り組むようにすることで、自らの意思で熱意を操ることができるようになります。
そして、自らを変化させられる人が成果を出し、成功者となっていきます。
ダイスケ的まとめ
いかがだったでしょうか?
以前紹介した「人を動かす」では、他者を変える方法が書かれていました。
今回紹介した「道は開ける」では自己変革を行うことで、より生きやすい環境を自らで作ることに重きが置かれているように感じました。
人の悩みは対人関係の悩み。
紹介した2冊を読むことで、対人関係の悩みがなくなり、より自分自身の人生を送ることでできるようになります。
どちらも発行されてから70年以上経っていても売れる理由がわかります。
最近流行りの小手先だけの自己啓発本ではなく、心の芯から変革を行う原理原則が書かれているので、多くの読者を魅了するのだと思います。
また、今回の本は、マンガなのでめちゃくちゃ読みやすいです。
1時間もあれば読むことができ、また何度でも読み直すのもカンタンです。
ビジネス書を読まれる方で、同じモノを読み直すことをしない方でも、このマンガ形式では読み直すきっかけが手に入ります。
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それでは、今日はこのへんで!