【新たな時代の価値観】NEW TYPE ニュータイプの時代【山口周】

こんにちは、ダイスケです。

今回紹介する本は、

山口周さんの「NEWTYPE ニュータイプの時代」

という本です。

こちらの本は21世紀を生きる若者の

様々な思想や考えをロジカルにまとめています。

そして、新たな時代でどのようなヒトが活躍できるのか

そのことを追求した本です。

僕のメンターから紹介された本で

新たな価値観について考えさせられたのでご紹介したいと思います。

会社で新入社員を教育する立場にある方

そんな方に「今の若者の思考法」を

知るために読んでほしい1冊です。

それではいってみましょう!

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本の概要

今回、紹介する本は

「新時代を生き抜く24の思考・行動様式」

というテーマで

これからの時代に求められる人とは

どのような人を紹介しています。

全8章、24項目に分けられており

これまで優秀だった人材を「オールドタイプ」と呼び

これからの時代に必要とされる人材を「ニュータイプ」と分け

それぞれの特徴を比較して紹介しています。

「オールドタイプ」とは、


  • 正解を探す。
  • 予測する。
  • KPIで管理する。
  • 生産性を上げる。
  • ルールに従う。
  • 1つの組織に留まる。
  • 綿密に計画し実行する。
  • 奪い、独占する。
  • 経験に頼る。

思想家のジャック・デリダの提唱する「脱構築」という概念を

山口さんは、

「資本主義のシステムそのものを解体せずに、

システムがもたらす豊かさを回復させる可能性」

について述べています。

それを「ニュータイプ」の考え方として書かれています。

ニュータイプとは?

先程は「オールドタイプ」について紹介しました。

次に紹介するのが新たな時代を切り開く「ニュータイプ」です。

「ニュータイプ」とは、


  • 問題を探す。
  • 構想する。
  • 意味を与える。
  • 遊びを盛り込む。
  • 自らの道徳観に従う。
  • 組織観を越境する。
  • とりあえず試す。
  • 与え、共有する。
  • 学習能力に頼る。

これらがニュータイプの特徴です。

これまでは不便や不満という問題を

解決できる事が会社のあり方と優秀な人材でした。

ですが、これからは不便や不満が小さくなってきています。

山口さんはこれを「問題の希少化」と呼び、

希少化した問題を探し出す能力がある人になれといっています。

新たな時代の6つのメガトレンド

問題の希少化に伴い、

「オールドタイプ」から「ニュータイプ」へのシフトを促す

6つのメガトレンドを紹介しています。

6つのメガトレンド


  1. 飽和するモノと枯渇する意味
  2. 問題の希少化と正解のコモディティ化
  3. クソ仕事の蔓延
  4. 社会のVUCA化
  5. スケールメリットの消失
  6. 寿命の伸長と事業の短命化
  7. 綿密に計画し実行する。
  8. 奪い、独占する。
  9. 経験に頼る。

この6つのメガトレンドを考察することで

ニュータイプの思考にアップデートする事が

できるようになります。

飽和するモノと枯渇する意味

1960年代は豊かな暮らしの象徴として

テレビ、洗濯機、冷蔵庫

の3つを「三種の神器」としてうらやまれました。

今の時代では、これらの家電を保有している家庭は

ほぼいないでしょう。

「差し当たって、今日を生きるのに大きな心配はない」

つまり、

「役に立つモノ」が過剰になり

意味が希少な時代になっている

という事です。

これからの時代は

希少な「意味」を与えられるヒト

活躍していくとされています。

問題の希少化と正解のコモディティ化

コモディティ化とは、

簡単にいうと

「どこのメーカーを買っても同じ性能、価値」

という意味です。

豊かな時代で問題自体が少なくなり

どのメーカーのモノを買っても同じような暮らしができる。

このような時代では、

逆に

「現在の問題点」を見つける。

という方が大きな価値となります。

これまでの「問題解決力の高いヒト」から

「課題の設定者」の方が希少価値が高くなってきます。

クソ仕事の蔓延

「モノの過剰化」と「問題の希少化」

この2つがもたらすのは、

実質的な価値や意味を生み出すことのない

「クソ仕事」が蔓延する

目的や意味を明確にできない仕事が蔓延する。

そんな事で「クソ仕事」に従事するヒトは

機械やAIに取られる可能性が高くなります。

そのなかで

「仕事の目的」「仕事の意味」

を形成し、

本質的な価値を表現できるヒトが

大きな価値を生み出していきます。

社会のVUCA化

VUCAとは、

V=Volatile(不安定)

U=Uncertain(不確実)

C=Complex(複雑)

A=Ambiguous(曖昧)

という頭文字を取って作られた言葉です。

これらの複雑な世の中で

さらに3つのポイントを抑えることで

変化していく環境に

柔軟に対応することができます。

その3つのポイントとは、

  1. 経験の無価値化
  2. 予測の無価値化
  3. 最適化の無価値化

現状の最適化よりも、

現状を柔軟に対応する事

求められる時代になりました。

スケールメリットの消失

これまでは大きなビジネスが強いとされてきました。

しかし、

メディアと流通の変化

において、これまで強かったビジネスが変化してきています。

先ほどから言っている

「モノの過剰化」により

大量生産して、大量広告を使った販売方法が

SNSやクラウドファンディングの発達により

必勝パターン化できなくなってきました。

これにより、完全にスケールメリットはなくなり

必要なモノを必要な時に作る。

という手段が増えていくとされます。

寿命の伸長と事業の短命化

ある統計では

「アメリカを代表する企業」

の平均寿命が60年だったものが

今日では、わずか20年に変化してきました。

たった、50年の間で

企業の寿命が短命になったことで

これまでは「この道一筋」というヒトが

複数のキャリアチェンジ

を余儀なくされてきます。

1つの会社で骨を埋める事ができなくなる。

そんな時代が今の世の中です。

これからは、複数のキャリアチェンジを経て

本業というものを定めず、柔軟でしたたかなヒトが

チャンスを掴んでいく時代になっていきます。

ダイスケ的まとめ

今回は、ニュータイプの思考について

時代の背景を要約しました。

6つのメガトレンドが

これまで考えられていた優秀な人材像を

一新することになります。

自由な発想や自由なキャリア選び

このような横断的な思考を持つ事で

これからの時代では

活躍できる人材になっていくことができる。

この本ではそれを教えてくれます。

そして、その新たな時代を乗り切り

最高な人生を歩むためには

どのような企業を選択する事が良いのか

そのようなことにも触れています。

冒頭でも書いた通り

今の若者の思考を理解し

そして、バックアップすることで

思考をアップデートし、一緒に成長する事ができる。

そんな1冊でした。

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