お久しぶりです、ダイスケです。
今回は僕が愛用しいる相棒の万年筆「カスタム槐(えんじゅ)」についてレビューをしていきます。
文房具のなかでもペン先が使用する人に合わせて“育っていく”万年筆。
そんな一生モノの僕の相棒を紹介していきたいと思います。
万年筆や木軸文房具がお好きな人の参考になればと思います。
それでは早速やっていきましょう!
万年筆カスタムシリーズとは
カスタムシリーズはパイロット社のフラッグシップ万年筆のひとつです。
注文品という意味を持つカスタムという名を冠している万年筆で、書き手の好みに応じた多彩なペン先が用意されています。
日本語を書くことを徹底的に考え抜いたペン先で、「トメ」「ハネ」「ハライ」が美しく表現できる”しなり”をペン先に取り入れる技術を詰め込んだ万年筆です。
15種類ものペン先が用意されており、使う人の好みにあった1本を必ず見つけることができると思います。
製造も純国産にこだわっており、ペン先の合金から仕上げの工程まで全て国内一貫製造で行っています。
しかも、この国内一貫製造は万年筆を製造した1918年から行われており、100年以上の歴史をもっています。
カスタム槐(えんじゅ)とは
パイロットのフラッグシップ万年筆のカスタムシリーズにおいて木軸で販売されているのが「槐(えんじゅ)」です。
槐という材木は、中国では権威と出世の象徴とされており、日本では「延寿」という字が当てられ、長寿や魔除けのご利益がある縁起のよい「幸せを呼ぶ樹」として工芸品などに重宝されてきました。
硬く耐久性に優れており、美しい重厚な木目が特徴的です。
樹脂含浸加工が施されており、使いこむことで木材本来の経年変化を楽しむことができます。
カスタム槐 基本スペック
- サイズ 最大径φ 16.7mm 全長 147mm
- ペン先 18K2色 15号
- ペン種 F・M・B
- 価格 55,000円
カスタム槐(えんじゅ)の魅力・書き心地
カスタム槐はペン種が18Kの金が使われています。
俗に金ペンとも呼ばれ、スチールとは違ったしなりがあり、使い込むほどに柔らかい書き心地に変化していきます。
僕はMのペン先は購入しました。
このMはボールペンで1.0mmほどの太さになるかと思います。
手紙やノートへの筆記には最適で潤沢なインクフローが万年筆で言われるヌラヌラとした書き心地を与えてくれます。
木軸についても購入当初は毛羽立ちと乾燥した表面を感じていましたが、今ではサラサラとした触り心地で手のアブラが馴染んだことでどこかしっとりさを持ったペンへと成長しました。
色合いもアメ色に変化してきており、購入当初よりも深みのある万年筆へと変化してきてます。
高級だからこそ買うべき理由
高級万年筆の人によって様々だと思いますが、僕の思う高級万年筆は2万円を超えたものが高級だと考えています。
腕時計や財布と違って、2万円で高級な筆記具を使うことができるのであればコスパがいいと感じませんか?
高級文房具を買うべき理由として、特別感があると思っています。
普段使いでもOK!仕事や勉強でも使え、使っている時間が何か特別な体験をしているかのような感覚を味わうことができるのが高級筆記具で味わうことができます。
文字を書いている合間で、万年筆を眺めながら書いている時間を堪能する。
そんな贅沢が2万円ほどで手にすることができます。
今回のカスタム槐は5万円ほどしますが、数年使って手紙を書いている合間で万年筆の成長と自分自身の成長を見比べることができる時間は特別な時間となっています。
めったに他人と被らないというのもおすすめできるポイントですね。
高級時計も素晴らしいですが、正直高すぎます・・・。
それを気軽に手にいれることができるのが万年筆だと思います。
ダイスケ的まとめ
今回はカスタム槐(えんじゅ)を紹介しました。
2021年1月に購入し2年ほど経過しましたが、いまだに書く時の特別感や書いている時間が楽しい筆記具だと感じています。
購入当初は明るい色でしたが、徐々にアメ色に変化しており、僕の大好きな革製品を育てているような感覚を楽しめています。
僕は2020年11月からモーニングページを始めましたが、今まで継続できたのはこの万年筆があったからだと言えます。
数年前から万年筆にハマり、モンブランなどの最高級万年筆も購入しましたが、結果的に僕に合っていたのは国産のカスタム槐でした。
書き心地やインクフローの安定性も高く、木軸の変化も楽しむことができる最高な1本だと言えます。
ぜひ、このブログを読んで購入を考えていた人の決断の一助となれば幸いです。
それでは、次回もお楽しみに!
手帳や勉強におすすめできるFニブの購入はこちら
とにかく最強のヌラヌラ感を味わいたいBニブの購入はこちら