こんにちは、ダイスケです。
今回紹介する本は、スターバックス元CEOの岩田松雄さんの「『ついていきたい』と思われるリーダーになる51の考え方」という本です。
この本は尊敬するメンターが初めて紹介してくれた本です。
おそらく初めての自己啓発本がこの本で、「社長業とはなんぞや」といことを僕に教えてくれた思い入れのある本です。
経営者や管理職といったリーダーとして活躍されている方で、
「部下に信頼してもらうには、どうしたら良いか?」と悩まれている方にオススメの一冊です。
それでは、行ってみましょう!
本の概要
この本はタイトルの通り、「ついていきたくなる」リーダーには、何が必要なのかという事が書かれた本です。
全7章の51項目の構成となっており、スターバックスCEOやザ・ボディーショップCEOの経験を経て、たどり着いたリーダー論となっています。
作者の岩田さんは、自ら望んでCEOになったわけではなく、他人から押し上げられる形で企業のトップに立ちました。
岩田さんも「私はリーダーの器ではありません」とはっきりと断言されています。
今日のリーダー像とは、
カリスマ的な力で、グイグイ人を引っ張っていく
というのがあるかと思います。
ですが、これからのリーダー像は、そのようなカリスマ性は必要ないと言われています。
それでは何が必要になってくるのか?
それは、「謙虚さだ」と言っています。
成功した時には、「運が良かった」。
失敗した時には、「すべて自分の責任だ」。
このような謙虚さが「第5水準」のリーダーとして必要になってくるそうです。
7つのリーダー像

先程は「第5水準」のリーダーについて触れました。
では、「第5水準」のリーダーとは一体何でしょうか?
これは、ジェームス・C・コリンズ著の「ビジョナリー・カンパニー2」にて登場するリーダー像です。
旧態依然のリーダー、カリスマ的リーダーと呼ばれる人たちを「第4水準」とされています。
謙虚さを兼ね揃えての「第5水準」リーダーとなるそうです。
岩田さんは、
もし、企業の中でリーダーシップを発揮しなければならなければ、「第5水準」を目指せばいいと名言しています。
それでは、次からは岩田さんがCEOの経験で得た、「第5水準」のリーダーに必要なことを紹介していきたいと思います。
リーダーは、かっこいいとは限らない
岩田さんは決してかっこいいリーダーになろうと思っていたわけではありません。
常日頃から努力を積み重ねていた結果、周囲から押し上げられるようにリーダーとなりました。
「人を治める前に、まず自分を修めよ」
という気持ちで準備を行い、来たるべきチャンスを取りに行きます。
自分でコツコツ頑張って自分を高めていくと、周りから推されてリーダーになっていくそうです。
まずは、自分にできることをする。できることから、コツコツ努力する。こんな泥臭さこそ、リーダーの第一歩ということです。
リーダーは、饒舌でなくてもかまわない
部下は3日で上司を見極める。
部下が上司を見極める方法が指示や会話などのコミュニケーションではないそうです。
一番の判断基準は、その上司の日頃の言動が信頼関係に繋がります。
リーダーの日々の言動、さらには仕事ぶりそのものが、コミュニケーションになっています。決して弁の立つ人がリーダーとして、優れているというわけではありません。
人としての正しい判断ができるのか。
部下にとことん愛情を持つことができるのか。
この積み重ねが最高の部下との信頼関係に繋がります。
リーダーは、部下と飲みに行かない

クレヨンしんちゃんの野原ひろしは、課長と飲みに行く描写がよく描かれていますよね?
居酒屋で課長へ日頃の不満をもらしながら、お酒を飲むシーンは何度も出てきています。
ですが、「ついていきたい」と思われるリーダーは部下と飲みに行ってはいけません。
確かに、お酒によって部下からの本音を聞くことができるかもしれません。
ですが、岩田さんは部下と無理に飲みに行っては行けないと言っています。
なぜかというと、
飲みに行かなくてもいいような関係を日頃から作っておく努力こそが求められる。お酒に逃げては、いけない。という理由です。
部下とお酒を飲みに行って本音を聞くよりも、部下との信頼関係を築ければ、よりしっかりとした本音を聞き出す事ができるようになります。
なので、部下と飲みに行くより、日頃から信頼してもらえるような行動を行うようにしましょう!
リーダーは、人のすることを信じてはいけない
このタイトルだけ読むと、「冷たい人なのかな?」
って思いますよね?
実際に書かれているのは、
「事実」と「判断」を混在しない。という事が書かれています。
意思決定を最も失敗しやすいのが、「事実」が足りなかった時だと言っています。
その「事実」が誤って伝わっていれば、さらに正しい判断をすることが困難になります。
だからこそ重要になってくるのが、正しい情報を集めることです。
現場での情報は「1次情報」になってきます。
これが紛れもない事実だとすると、上に報告が増えるたびに、「事実が歪曲して」上がってきます。
その「歪曲した情報」での判断は難しいだけではなく、部下からの信頼も失いかねません。
なので、リーダーは極力、1次情報に近づく努力をしましょう。
人を信じてもいいけど、人のすることを信じてはいけないという事を肝に命じておけば、1次情報の重要性がお分かりになると思います。
リーダーは、立ち止まらなければいけない
リーダーは理想となるゴールへ率先垂範を行うと部下もついていきたくなります。
リーダーが多いな目標を掲げても、言葉だけでは現場から不満も表れ、会社が上手く機能しなくなります。
そこで、マラソンランナーを意識してほしいそうです。
ランナーの方は42.195kmという途方もない距離を走ります。
最初からその距離を一般人が走ろうとすると、途中で大きな挫折をします。
そこで、「まずは、あの電柱まで」や「次は、あの曲がり角まで」といったように小さな目標を細かく設定する事で、最後には途方も無い距離を完走する事ができるようになります。
まさに、リーダーにも同じ事が言えるでしょう。
大きな目標や志を持つことは大切です。
ですが、最初から大きな目標を達成しようと走り出すのではなく。
まずは、小さな目標を設定し、一歩ずつ積み上げていく事が大きな目標達成への道標になります。
リーダーは、多読家である必要はない

これについては様々な意見があると思います。
ですが、岩田さんはお気に入りの本を繰り返し読むことをオススメしています。
面白い本は、同じ本でも、読んだ時期によって受け止め方が変わるという事から言っています。
僕が以前読んだ「PRESIDENT」でも似た事が書かれており、そのときは大野耐一さんの書かれた「トヨタ生産方式」を繰り返し読んでいたと語っています。
「成長していれば、新しい気付きが得られる」
このように考えて、リーダーは多読家である必要はないと言われています。
リーダーは、弱くてもかまわない
最後の章ではリーダーに求められる「人間力」について書かれています。
優れたリーダーは、優れた人格を持っている必要があります。
部下についていきたいと思ってもらえるような「人間力」が必要になります。
自らが弱いものと理解することができれば、その弱さと向き合って、弱さに負けないようにしよう、という覚悟を持つことが出来ます。
未完だからこそ努力しなければいけないと思う。そういう姿勢を持っているからこそ、常に成長が続いている。これが、岩田さんの考える「人間力」です。
人間力を損なう事をせず、得を積み、謙虚でいる姿勢が「ついていきたい」と思わせてくれるリーダー像となります。
ダイスケ的まとめ
今回は、「『ついていきたい』と思われるリーダーになる51の考え方」という本を紹介しました。
僕は、この本を初めて読んだ時衝撃を受けました。
それは、
リーダー(社長や上司)は何をすべきなのか
リーダーとしての心構え
が、まさに僕の理想とする上司像だったからです。
この本を読み、ビジネスについて深く考えるようになりました。
・良いリーダーとはなにか?
・僕がこの会社にいる理由はなにか?
といったように深く考えるきっかけをくれた一冊です。
会社が良くなるも悪くなるもリーダーの姿勢次第良いリーダーはミッション(存在理由)を明確に、そして的確に仲間に共有する技術が必要とされます。
このようなリーダー像を2012年で思い描かれている岩田さんに、驚かされると同時に多くのビジネスパーソンに必要なことだと感じています。
最後に、この本は経営者や管理職、起業を目指している人のそれぞれに合った目線で書かれているので、ビジネスに携わえる方全てにオススメの一冊です。
個人的には経営者に読んでほしいと思っています。
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それでは今日はこの辺で!
