【Vol.14】蜜蜂と遠雷−恩田陸

Book

こんにちは、ダイスケです。

普段はビジネス書や自己啓発本を多く紹介していますが、今回は小説を紹介したいと思います。

今回紹介する本は10月4日に映画公開もされました。

あまり書きすぎてもこれから読む人が面白くないと思うので概要をサラッと書きたいと思います。

(極力ネタバレには注意しますが、一部ネタバレも含みますのでご了承ください。)

本の概要

この小説は「芳ケ江国際ピアノコンクール」という1つのコンクールが舞台となっています。

このピアノコンクールがプロピアニストとしての登竜門として位置づけられており、各国から10〜20代の若きピアニストたちがプロのピアニストを夢見て出場しています。

そのなかで4人のピアニストがそれぞれのストーリーで話が展開していきます。

簡単に4人を説明します。呼び名は僕が勝手に名付けました。ストーリー上では出てきません。

・風間 塵(かざま じん)

天才ピアニストの原石

無垢な演奏で大衆の心を掴みますが、お硬い審査員からは受け入れられない事も・・・

・栄伝 亜夜(えいでん あや)

帰ってきた元天才少女

13歳の時にピアノの英才教育をしてきた母が急死。

それをきっかけにコンサートをドタキャン。それ以降表舞台から姿を消した天才少女。

・高島 明石(あかしま あかし)

本大会の再高齢出場者(28歳)

普段は日がないサラリーマン(楽器屋の店員)。

子供に「お父さんは音楽家だったんだ」と伝えたく今大会に出場。

妻の助けもあり日々の練習を行う姿もあり、親近感を持ちました。

・マサル カルロス

ピアノ界の王子様

小説全体で感じるのは最強の好青年です。

ピアノのセンスも高く、躍動的な演奏をします。

基本的にはこの4名が物語の主軸です。

この4名とそれを取り巻く環境の変化が読み進めていくうちに絶妙に絡みコンサートを盛り上げていきます。

本を読んでの感想

この小説を読んでの感想は

「圧倒的な臨場感!」

この一言に尽きます。

文字でコンクールの風景や観客の心情を匠に表現されており、僕も会場に居るような疑似感をいだきました。

そしてピアノを演奏したことのない僕ですが、「演奏してみたい!」と思わせてくれます。

また、人間模様もうまく表現されており、4名の心の変化や緊張感を人間くさく表現されています。

ピアノ界という非日常の世界で描かれる描写が、また読み進めたいという気持ちをくすぐってくれます。

687ページとかなりのボリュームのある本ですが、割とサラッと読める本です。

まとめ

ネタバレをしないようにと書いたので普段より気を使って書きました。

ただ、この本は表現力の高さと文字から読み手に与える疑似感はとてつもなく高く、恩田さんの文才に感服しました。

音楽を文字で表現する

目で見て取れないものを表現できるのは、言葉の選び方しかり言葉の語彙力もなくては到底なしえる事はできないと思います。

ぜひ、この本に興味を持たれた方は音の表現方法などを参考にされてみてはいかがでしょうか?

また、読み終えた後の爽快感は格別で、687ページを読み終えた時に訪れる余韻が最高のひとときをプレゼントしてくれます。

個人的には映画でどのような表現になっているのか楽しみです。

タイトルとURLをコピーしました